工工工ー幽靈節奏
こんにちは。
4回目の今回は、中国人ギタリストとカナダ人ベーシストのアンダーグラウンドな異色コンビ
工工工(Gong Gong Gong)が昨年リリースした1stアルバム「幽靈節奏」を紹介します。
インストゥルメントも多い彼らですが、このアルバムではほとんどの曲にボーカルが入っています。
全編、中国語のボーカルもそうですが、このバンドの最大の特徴はドラムがいないという点ではないでしょうか。
アルバムのほとんどの曲がギター1本、ベース1本で再現できるものだと思います。
そのため各楽器の音が良く聴こえ、独特の緊迫感があります。
ほとんどの曲でベースがメロディーを作り、これがめちゃくちゃかっこいいです。
ギターはほぼ常にカッティングし、ドラムがないにも関わらず、曲にリズム感をもたらしています。
まさに幽霊リズムといった感じです。
自分が特に好きなのは
「地下日記」
軽やかなギターとずっしりとしたベース。繰り返されるベースラインを軸に、最初から勢いそのままに走っていきます。
「騎你的馬」
ボーカルの入る中盤から曲調が変わる曲。馬の鳴き声(ベース)と過ぎ去っていく風(ギター)を感じられます。
「愛歌」
ライブゲストのおっちゃんギタリストが好き放題にやってますが、めちゃくちゃカッコいいですね。
「最後的音符」
アルバムの一発目を飾る曲。 ゆったりとした入りからの、一転、緊迫感のあるベースライン。この時点でわくわくします。そして中華風な「あ~」
最高です。
中国ということもあってか、なぜか日本語訳の歌詞をよく見かけます。
自分はこれで「漢字かっけえ」ってなって、漢文の本を買いました*1
ほとんど読んでないです・・・
感想あれば、ぜひ聞かせてください。
*1:笑